バレンタイン
あさ、息子氏を着替えさせようとするとアンパンマンの人形を小脇に抱えてアンパンマン!アンパンマーン!と最大限に対抗してきたのでバレンタインでテンション上がってんな遺伝怖すぎと思ったぼくですおはようございます。
娘がバレンタインのクッキーを持ってきてくれた。
なんと手作りです。
娘:ママと一緒に作ったの
うんうん
娘:ママがね、ウットリするまで混ぜてねっていうからがんばったよ
うんうん
ん?
シットリじゃね?
あはーん、おういえって言うまで混ぜたのかな録画はどこだ。
嫁:パパはチョコより抹茶のクッキーが好きなんだもんね
マジですか長いこと生きてきたけど初めて知った。
ぼくはチョコより抹茶のクッキーが好きだったのかぁ!
バレンタイン。
なんかウチのバレンタインは朝からアレでアレしてますが、思春期の男女は朝からドキドキの1日だね。
ぼくも学生時代、いままでそんな気配ないのにひょっとしたらいきなりモテちゃうんじゃないか。
デカめのエコバッグみたいなの持ってったほうがいいんじゃないかなど、放課後何事もなくテクテク帰るときに討ち死にしそうな妄想を抱いたもんです。
バレンタインの思い出で忘れられないのが中学2年生のとき。
その年のバレンタインも何事もなく「凪(なぎ)状態」で平和に過ぎ去るかと思われた放課後、クラスの女子にちょっといい?と、声をかけられる。
うん、だいぶいい、準備万端。ちょっと歯を磨いてくる。
みたいな返しは当時のぼくにできるわけもなく。
平静を装うも装えてない気持ち悪い笑顔で話を聞くとぼくのことを好きな子が体育館裏で待ってると。
僕:メリークリスマス!!
※バレンタインです
ドキドキしながら付いていくと体育館に近づくにつれ、なんか女子が増えていく。
え?
俺のことを好きな子がこんなに!?←
体育館裏に着くと女の子が予定通りおりまして。
うん、はじめまして。
ナイストゥーミーチュー。
ファッチュア ネーム!!
知らない人でした。
ふと気づくとその子と僕の周りに女子のサークルができている!
なにこれ!
サークルは大学からだぜみんな!
そんな状況の中チョコが出てきた。
え?これ、受け取らなかったらただじゃおかない包囲網ですよね?
受け取ったら胴上げしてくれる包囲網ではないですよね?
ヤクルトが優勝したらなにが安くなるんですか?←
一気にヤバい汗がふきでる。
中2男子にこんなに対応力を求められる状況を用意するなんて、神様!
そんなにぼくがお嫌いですか!?
明日からエロいこと考えるのやめるから助けてウソです無理でした思春期ど真ん中でしたでも助けて!
結局、「好きって言ってくれてありがとう、でもあなたのことをよく知らないのでなんとも。チョコは好きなんでもらっていきますね。」的なことをしどろもどろになりながら言ったような。
魔王の城に向かうときに一緒に冒険した仲間が次々と増えていくような感じで女子がどんどん増えていくあの感じ。
しかも魔王側って。
すんません、ぼくパパから装備を学生服しかもらってないんですけどせめてひのきのぼうはどこですか?
みなさんもバレンタインをこじらせるとぼくみたいに大学行くまでに性別変えて女子サークルに入ることになるんで適度な距離感で楽しんでください。
83/1825