実習
こないだ嫁から、息子が思春期になって急にオヤジって呼び出したらどうする?と聞かれたので、ぼくはオヤジって呼ばれてしっくりくる渋さがないし、息子もぽや顔でオヤジって使っていい顔じゃないからやめとけって伝えると言ったら失礼なくらい納得されたのでこれからは渋さも追い求めていきたいと思いますタバコ吸えないんでタバコ型のチョコをくわえるところからスタートしようと思いますおはようございます。
保育園に行くと、どう見ても若い子たちがいる。
聞くと実習生の皆さんで大学生とのこと。
大学生!
色々とおバカなことをするその時期に朝早くから子どもたちの面倒を笑顔で見てて偉すぎる。
ふと自分たちのおバカな大学生活を思い出す。
最強の名を欲しいままにしていた天然キャラのM岡くんが脳裏に浮かぶ。
M岡くんは英語の試験中、ぶ厚い辞書を机に出してカンニングで退場になったのを機に、1年間休学して幼なじみのいるイギリスに行くことにした反省の色が見えないナイスガイである。
出発前日、みんなで別れを惜しんでいたらついつい朝に。
M岡くんはシャワーを浴びに浴室へ。
なんにしろ元気でいてくれたらいいやねみたいな事を語り合ってたら、風呂から出てきたM岡くんが「寒いィイ!」と絶叫しながら濡れた足に靴下を履かせようともがいてる。
まずパンツでお願いします。
寒かったら靴下からっていうチョイスを改めるといいよ。
そうして空港に送り、胴上げして(笑)、お別れの時間。
「じゃあ、行くね」としんみりと進んでいくM岡くんは、荷物とともにコンベアーに乗ってしまい見たことのない数の係の人を集めて「お客様!」と言われてました。
コンベアーでゆっくり運ばれてゆくM岡くんと、尋常じゃないスピードで集まる係の人とのコントラストが忘れられない。
それから一ヶ月後、キャンパスを歩いているとM岡くんを見かける。
え!?イギリスは?え?双子?
パニックである。
聞くと、イギリスに着いて早々に街で大きなパレードが催されていたから飛び込んでみたところ、あいにくのゲイパレードで屈強なオトコたちを幼なじみの家に呼び寄せてしまう結果となり早々に追い出されたと。
パレードを見てもすぐに飛び込んではいけないという教訓がここにあります。
いや使えるかこんな教訓!!!
ふと意識を目の前に戻すと早朝から爽やかな笑顔で楽しそうに子どもたちのお世話をする実習生の皆さんが見える。
輝かしい未来が待ってる間違いないM岡くんが保証する、うん。
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