エアギター
今朝のこと、娘から家の前で「パパ、人を棄てていいと思ってるのー!」と突然大声でお叱りを受けて、いやパパはむしろ棄てられる側だよ的なプチパニックののち何の話か確認したところ、娘が階段を降りるのを待たずに玄関で息子にクツを履かせていた事を指していたと分かって日本語の暴力的な一面を知ったそんな一日の始まりですおはようございます。
うちではよく、ご飯の後にティータイムをとります。
ぼくが静岡県出身でお茶にうるさい、というわけではなく、娘が小さい頃から嫁のご実家が仕込んでくださった習慣である。
ちなみにこの嫁のご実家のチカラをあなどってはいけない。
嫁の妹の旦那などは、外出すれば事あるごとに「休憩しよ」「お茶にしよ」と言ってくるようになってしまった。
休憩するために外出しているようでワケがわからない。
罪な実家である。
さてこのティータイム、さいきんは娘がお茶を淹れてくれるようになった。
とはいえお湯にティーパックを適度に浸せるようになった程度だが、これがなかなか良い塩梅で驚く。
昨夜も娘にお願いして、一歩グレードアップして嫁はインスタントコーヒーをお願いした。
こうして人は一歩ずつ成長してゆくのか。
しかし娘には大変な弱点がある。
テレビが付いていると、どんなつまらない内容だろうとすべての注意がそちらに向く、というもの。
それがすり切れるほどみた息子向けのアンパンマンであっても。
その結果どうなったか。
パパのコップにティーパックをヒタヒタしててくれているが、お湯が入っていない。
エアー紅茶。
コップの周辺の空気にかすかに紅茶の香りをつける作業を延々繰り返すカンタンなお仕事です。
娘推しのパパもさすがにそのお茶は楽しめない、お湯が恋しい。
変わろうかと申し出るもちゃんとやるからと相変わらずテレビに意識持ってかれたまま淹れた結果、くっそ苦いコーヒーとくっそ薄い紅茶が出来上がりテレビって偉大だなと思いました。
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