美味しんぼ
ラーメン屋で替え玉を頼むときにクチの中でモフモフしながら頼むと行儀悪いし聞き取りづらいだろうと思って万全の口内環境で挑むものの変に滑舌を意識しすぎて結果的にモフモフ言うぼくですおはようございます。
今回はちょっと趣向を変えて「オススメ漫画の紹介」をしてみようと思います。
題材はこちら
美味しんぼです。
男性が山岡さん、女性が栗田さんです。
特に山岡さんを見てください。
どうです?ジワジワきますよね、こちらに対する好意のなさ。
これでまだ第三巻ですよ?
ちなみに第一巻の表紙はこちら
うん、まずは一人でいいから正面向こう!
なんならエビくん、君でもいい!
すべてはそこから!
しかし、しかしですね、現在100巻をゆうに超える長寿漫画な美味しんぼさんはなんかよくわからん方向に突入しているのです。
激アツだった10巻以下を思い出してほしい!
無駄にアツかったあの頃の熱量をっ!!
手当たり次第に噛み付いた狂犬ぶりを思い出せ山岡ッ!!
すみません、取り乱しました。
でもぼくが取り乱すのもしょうがないのです。
最近の表紙と見比べて見てください。
うん誰コレ。
え?狂犬どこいったの、え?
受け継がれているのは誰とも目が合わないとこだけだし!
海原雄山と目が合わないのはむしろすごい技術だ!
でもこんなの雄山じゃない!
いいから女将を呼べ!!
すみません、取り乱しました。
そんなわけで激アツだった昔の話を軸に紹介したいと思います。
舞台は東西新聞社の文化部。
新入社員の栗田さんと新聞社きってのお荷物社員の山岡さんが主人公です。
なんつー主人公設定だ。
連載続ける気あるのか?
表紙から見直せ。
ある日のこと。
文化部部長より文化部社員はランチの時間帯に高級料亭に集まるようお達しが出る。
そうしてふるまわれたのは各3種類の水と豆腐。
それぞれ水道水、井戸水、鉱泉水、豆腐はスーパーのやつに有名な上野と京都の豆腐店のもの。
正解を隠した状態でどれがどれかを当てる試験だった。
根拠も書いて紙を提出しろとのこと。
話はそれるがこれはない。
お腹を空かせたランチタイムに高級料亭に集めといてこれはない。
ぼくだったらこのデレからのツンには耐えきれず、女中さんに「すみませんお通しはいいんでさっさとメイン持ってきてくださいたっかいやつ」とか言いかねない。
さて、結論から言うとこの試験をクリアしたのは栗田さんと山岡さん。
特に根拠まで明瞭だった山岡さんに説明を促す部長。
しかし、山岡と書いて反乱分子と読むと一部に(ぼくに)噂されるほどの山岡さん。
部長に対して「ワインと豆腐には旅をさせちゃあいけない」とか、わけのわからないことを言ってそっぽを向く大物っぷりです。
しかし部長から、ちゃんと分かるように説明しなさいと、変化球をまっすぐ打ち返される山岡。
なにしてんだ!
どういうことかというと、
上野と京都の豆腐どっちも美味しいけど、京都のやつ風味落ちてるよ運ぶ距離長いから
ってことでした。
後から説明するなら初めからまっすぐ投げてこい。
みなさんも豆腐の味を聞かれた際にはぜひ使ってみてくださいね。
旅をさせちゃあいけないんです。
奥さん、ひょっとしてこの豆腐、旅をさせちゃあいませんか?
ぜひ使ってみてください。
そしてこれがなんの試験だったかというと、社を挙げて究極のメニューを考案し、世間にハイこれが世界一美味しい究極ッスってお披露目するという、新聞社が軽はずみにそんな断定していいのかと心配でたまらなくなるバブリーで高飛車な企画の担当者選定でした。
そんなわけで新入社員の栗田さんにお荷物社員の山岡さんという二人で究極のメニューづくりにあたります。
いや、ちょ、社運をかけるんだよね?
二つ返事でやります、とか事の重大さをわからず新入社員が快諾してるけど?
自分が中堅社員だったらたまったもんじゃない。
リクルートに相談だ!
かくして究極のメニュー作りがスタートするのですが、今日はここまで。
なんと、これ、明日に続くのだ。
不安しかない。
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